由来・成熟段階・増殖を一組にする

本章では、AMLの骨髄芽球や前骨髄球段階の異常と、ALLのリンパ球になる前の細胞の異常を、それぞれ白血病細胞の病的増殖へ結び付ける。骨髄で増えるという場所だけでは、両者の由来と成熟段階を分けられない。 未熟な細胞があるという情報だけでも、病気の診断は確定できない。ここでの対応は選択した病態の説明であり、個人の検査値や症状から診断・治療を決める手順には用いない。

AMLとALLでがん化する細胞を分ける

AML:骨髄系芽球/
前骨髄球段階の異常。がん化した
白血病細胞の増殖。ALL:リンパ球になる前の
幼若細胞の異常。がん化した
白血病細胞の増殖
AMLとALLそれぞれの病的な未熟細胞由来を増殖へ結ぶ独立した二組の概念図。AMLからALLへ進む経路ではない。全AMLが同一の骨髄芽球段階に限られるとはせず、前骨髄球型を含める。正常な造血の全分化や患者の診断・治療を示す図ではない。