形成と位置関係を分けて読む

DDHは出生時にみられることが多いが、その後に発達することもある。出生時から全例が完全脱臼しているという意味ではない。 股関節の適合や位置関係に変化があるという説明だけでは、どの病態かは決まらない。寛骨臼の形成異常、骨頭の壊死・圧潰、骨端線での相対的なすべりを、それぞれの疾病の説明に結び付ける。ここでは患者の診断や治療方法の選択は扱わない。

DDHの形成異常と骨頭適合

DDH:寛骨臼の
形成不全。浅く形成された
受け皿。大腿骨頭が
しっかり適合しない
DDHで説明される寛骨臼の形成異常と骨頭適合を結ぶ概念図。骨の形や脱臼の程度を再現した図ではなく、全例の完全脱臼や一律の経過を示さない。