既存の手指損傷の説明と区別する
柔道整復理論 手指腱損傷の病態
既存の槌指教材は、伸筋腱の断裂や末節骨付着部に関わる骨折と、典型的な自動伸展の変化を扱っている。既存の切創後の屈筋腱損傷教材は、受傷部位とDIP・PIPの屈曲変化を扱っている。これらを新しい課題として重ねず、Jersey fingerのFDP骨付着部剥離という傷害に結び付ける。 指が動かしにくいという訴えだけで、本人の病型や断裂程度を確定しない。本章は病態の対応に限定し、動きを誘発する検査や固定法・手術・運動負荷の適否を決める説明にはしない。