合併し得ることと、患者での確認を分ける

柔道整復理論 脱臼病型と合併神経傷害の病態

前方肩関節脱臼と腋窩神経傷害の対応を知っていても、脱臼という病名だけで、その患者に神経傷害があると確定できるわけではない。神経傷害の有無や状態については、患者ごとの評価情報と分けて扱う。 この章は合併損傷の対応を学ぶ範囲である。神経の正常な走行や筋支配とは学ぶ対象を分け、検査の手順、整復・固定の操作、治療方法や回復時期はここから導かない。

評価の観点と、具体的な合併神経名を合わせる

評価の観点と、具体的な合併神経名を合わせる
既存の肩脱臼教材とMSDの限定説明から作成した独自概念図。神経に関わる変化を分けて読む既存の評価の観点に、前方肩関節脱臼に合併し得る腋窩神経傷害の具体名を加える。線は二つの学習観点の対応を示し、全例の合併保証や処置の順序を示さない。