感染と、感染による病変や症状
感染は、病原体が宿主の適した部位に居着いて増殖するなど、宿主との関係が成立した状態です。臓器の内部へ入り組織で増殖する例に加え、粘膜の表面で増殖する例もあります。全ての感染に、組織の奥まで入る同じ経路を要求しません。その感染により組織の異常である病変や症状が生じ、病気として現れることを発症といいます。症状が現れていない感染は無症候感染と呼びます。感染が成立することと、症状が現れることは同じ時点とは限りません。表面へ付着しただけの段階、臓器内で増殖が確認された段階、その増殖に由来する症状が現れた段階を記録した例では、それぞれの観察を分けて追います。