吸い込む経路と、飲食物からの経路

吸入は、病原体を含む粒子などを空気とともに吸い込み、呼吸器へ届かせる経路です。摂取は、病原体を含む飲食物などを口から取り込み、消化管へ届かせる経路です。口が関わる場合でも、吸い込んで呼吸器へ進むことと、飲み込んで消化管へ進むことは道筋が違います。接触、吸入、摂取などの区分は、病原体がどの道筋でどの入口へ届いたかを整理するもので、同じ病原体が常に一つの経路だけで伝わるという意味ではありません。

感染源の出口から宿主の入口へ

左の送り手の呼吸器から、病原体を含む粒子が出口を通り空気中へ出る。粒子は両者の間を運ばれ、右の受け手の入口から呼吸器へ届く。左右の呼吸器の区画、粒子内の病原体、運搬経路は別の役割。
呼吸器からの分泌物に病原体が含まれる代表例では、送り手側の出口、空気中を運ばれる経路、受け手側の入口をたどれます。感染源は病原体を含む人などで、病原体そのものとは別です。受け手へ届くことと、その後に感染が成立することは分けて確認します。