T細胞へ示される抗原の形
細胞内で作られたタンパク質や、外から取り込んだタンパク質などの抗原は、短いペプチドへ処理され、MHCという分子に載って細胞表面へ示されることがあります。ペプチドはアミノ酸が短くつながった鎖です。通常のMHCを介するαβT細胞は、MHCとペプチドの組合せをT細胞受容体で認識します。αβは、代表的なT細胞受容体がα鎖とβ鎖という二種類のタンパク質の鎖からなることを示す名前です。代表的には、MHCクラスIは細胞内のタンパク質に由来するペプチドを示し、CD8分子を持つ(CD8陽性の)T細胞が認識します。MHCクラスIIは外から取り込んだタンパク質に由来するペプチドを示し、CD4分子を持つ(CD4陽性の)T細胞が認識します。CD8やCD4は、この認識を助ける分子です。抗体が抗原に直接結合することとは、認識される形が異なります。全てのT細胞の認識を、この一種類の方式だけに限定しません。