膜の外にある壁

細胞膜は、一つの細胞の内外を分ける脂質膜です。細胞壁を持つ細菌では、その外側に形を支える壁があります。DNAは、核膜のない核様体という領域にあります。核膜がないことは、DNAがないという意味ではありません。真菌にも細胞膜の外側に細胞壁がありますが、核のある真核の細胞です。膜と壁は場所も構成も異なります。多くの細菌の壁には、糖の鎖を短いアミノ酸の鎖でつないだペプチドグリカンがあります。真菌の壁には、糖が鎖状につながったキチンやグルカンなどが含まれます。壁のない細菌もあるため、全ての細菌に同じ壁を描くことはできません。

細菌と真菌の膜・壁・核

上段は細胞壁を持つ細菌で、細胞膜の内側に核様体のDNAとリボソームがある。下段は真菌の細胞で、核膜がDNAのある核を囲み、その外の細胞内にもリボソームがある。両方で外側の細胞壁と内側の細胞膜が別の境界を作る。
細胞壁は細胞膜の外側にあります。壁を持つ細菌では、DNAは核膜に囲まれない核様体にあります。真菌には核膜に囲まれた核があり、どちらにもリボソームがあります。多くの細菌の壁にはペプチドグリカン、真菌の壁にはキチンやグルカンなどが含まれます。壁を持たない細菌もいます。