血流不足と、組織が死ぬ結果

虚血は、組織の必要に対して血流が不足する状態です。血流が減ると、酸素や栄養の供給、不要物の回収が影響を受けます。その不足が強い、長く続くなどの条件で組織が壊死した結果を梗塞といいます。側副血行は、別の血管経路を通る供給です。残る供給や細胞の性質、血流不足の強さと時間によって、傷害の結果は変わり得ます。虚血の時点でまだ回復可能な場合もあり、血流不足と、すでに壊死した組織は別の段階です。

血栓の形成から遠位閉塞と供給不足へ

上段は血管壁についた局所の血栓。中段は離れた塊が血管内の血流とともに移動する。下段は細くなる別の血管で塊が内腔を塞ぐ。その先の血流不足を虚血として分け、強さや持続の条件がある場合の組織壊死を梗塞として続ける。
血栓は、その場所で血液成分が集まって形成されます。一部が離れて血流で運ばれ、別の血管を塞ぐ経路が血栓塞栓です。その先で血流が不足する虚血から、強い・長い不足などの条件で組織が壊死すると梗塞になります。塞栓は血栓以外の物質でも起こり、虚血がすべて直ちに梗塞になるわけではありません。