無核の赤血球にも代謝がある

成熟したヒト赤血球には核もミトコンドリアもありません。それでも細胞膜と細胞質があり、グルコース(ブドウ糖)を分解する細胞質基質の解糖系でATPを作れます。ミトコンドリアの電子伝達系はATP生成につながる経路ですが、ミトコンドリアを持たない成熟赤血球では使えません。核がないことを、膜も代謝もないことへ読み替えないようにします。核とミトコンドリアのある典型的なヒト細胞の図を、そのまま成熟赤血球へ当てはめることもできません。成熟したヒト赤血球の特徴を、発達途中の細胞や全ての動物の赤血球へ一般化しないことが必要です。

無核の赤血球もATPを作る

一枚の閉じた細胞膜に囲まれた赤血球内に、細胞質基質、グルコースから解糖系へ進んでATPを作る入口を示す。核やミトコンドリアの形は描かず、無核・ミトコンドリアなしを枠内に明記する。
成熟したヒト赤血球には核もミトコンドリアもないが、細胞膜と細胞質があり、細胞質基質の解糖系でATPを作る。赤血球内部の経路は入口を示す模式図で、解糖系の全段階・収率は表さない。発達途中の細胞や全ての動物へ一般化しない。