損傷した血管の局所で始まる反応

血管が損傷すると、その場所の血管が収縮して血液の流出を抑える働きが起こります。血管壁の損傷で露出した部分などへ血小板が付着する働きも始まります。血管自体の収縮と、血小板が集まることは別の働きです。血管内面を覆う正常な内皮と損傷部の条件も区別し、正常な全血管内で常に血小板の塊を作るとは考えません。

局所収縮と血管壁の損傷

同じ外径の血管壁模型で、収縮後は壁の内側の内腔が小さく描かれる。下段の縦断面は下側内皮の一部が欠け、連続する血管壁が露出し、そこに血小板が接している。内皮と露出壁を別の指示線で示す。
上段は血管横断面の収縮前後で、内腔が狭くなり局所の流出を抑える働きの模式図。下段は血管縦断面で、内皮の損傷により露出した血管壁側へ血小板が付着する入口。収縮と付着は別の働きで、正常な全血管内で常に血小板塊が形成される図ではない。