密度や割合から総量を読む条件

同じ血液体積当たりの赤血球数でも、一個の赤血球の大きさが違えば赤血球体積の割合は違い得ます。また、一個の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が違えば、同じ個数密度でもヘモグロビン濃度は違い得ます。総量を知るには、測った血液体積の範囲も必要です。赤血球総体積は体積割合に全血体積を掛け、ヘモグロビン総質量は質量濃度に全血体積を掛けて考えます。同じ割合や濃度だけで、二つの血液の総量まで等しいとは決められません。

密度と総量を読み分ける

同じ全血体積の枠に同数の小さい赤血球と大きい赤血球を比較し、大きい赤血球の方が占める面積が大きい模型。下段では割合または濃度と全血体積を掛け、総体積または総質量を求める式。
上段は同じ血液体積に同じ個数の赤血球を置いた比較模型。細胞の大きさが異なれば赤血球体積割合は違い得る。一個当たりのHb量の違いでもHb濃度は変わり得る。下段は総赤血球体積と総Hb質量に全血体積の情報が必要な関係。描いた個数やサイズは正常値を示さない。