酵素が作用しフィブリンができる

凝固では、凝固因子の反応が連なり、プロトロンビンという前駆体から活性な酵素のトロンビンができます。トロンビンはフィブリノゲンに作用して、線維状のフィブリンの形成につなげます。ここでトロンビンは作用する酵素で、フィブリノゲンは変化する材料、フィブリンは形成される産物です。トロンビン自体がフィブリンの材料へ変わるのではありません。凝固によるフィブリン形成に関わる働きを二次止血といいます。

酵素の作用とフィブリン形成

プロトロンビン枠からトロンビン枠へ活性化の矢印。酵素枠から右へ迂回する破線の作用矢印はフィブリノゲン本体へ向かう。フィブリノゲンから線維網へ別の実線矢印が伸び、材料の変化を示す。
凝固因子の反応を経て、プロトロンビンから酵素トロンビンができる。トロンビンはフィブリノゲンへ作用し、フィブリン形成につなげる。前駆体から酵素への活性化と、材料から産物への変化を実線矢印で示し、酵素の作用を破線の開いた矢印で別に描いた。トロンビンがフィブリンの材料になる図ではない。分子形は識別用の模式形で、全凝固因子の連鎖は省略した。