膜の外側から情報が伝わる

多くのペプチドホルモンは、アミノ酸がつながった分子で、細胞膜の外側から受容体に結合する。受け取った情報が細胞内の分子やイオンを介して伝わることと、ホルモン自身が細胞内へ入ることは別だ。外側に固定された分子でも、受容体と細胞内の中継が働けば応答を始められる場合がある。結合だけが記録されても、指定した下流応答の完了まで確認したとはいえない。

出す・運ぶ・受け取る

上に分泌する細胞、中央に血管、下に標的細胞を置く。上の細胞内に合成されたホルモンを丸印で示す。細胞の下側の膜は放出時のくぼみへ連続し、その内容物である丸印だけが外側と血液へ進む。袋全体や細胞膜を血管内へ運ぶ図ではない。中央の血管は二本の輪郭と血液の塗りで区切る。血管内の右向き矢印は血流による運搬で、丸印はホルモンを示すが血液全体の成分や分子数ではない。血管を出たホルモンは下の標的細胞の外側へ届き、膜受容体の外側の結合部に接する。丸印は受け手の細胞内には描かず、物質経路の矢印も受容体の外側で止まる。受容体の内側から破線の矢印が細胞内の中継へ進み、ホルモン自身の膜通過と情報伝達を分ける。受容体と下流の条件が働く指定例であり、結合が記録されたことだけで全細胞の応答完了を保証しない。細胞膜、血管壁、丸印と情報の矢印は別の対象である。
膜の外で受け取るペプチドホルモンの指定例です。丸印は同じホルモンの経路、実線の矢印は物質移動、破線の矢印は細胞内への情報です。分泌では内容物が外へ出て、袋の膜は細胞膜へ連続します。受容体と下流条件が働く例であり、結合だけから全応答を保証する図ではありません。位置・量・時間は模式です。