部品の長さと全体の短縮

筋節が短くなる滑走の模型では、細いフィラメントと太いフィラメント自体の長さはほぼ保たれ、互いの位置が変わる。Z線の間隔が狭まり、重なりが増える。短くなった区間と、その中の部品の長さを同じものとして読まない。力を発生していても、外からの負荷や固定条件によって筋全体の長さが変わらない場合もある。滑走による短縮の記録を、全ての力発生が必ず短縮するという意味には広げない。

部品は縮まず滑る

前後で同じ長さの薄いアクチンの線と太いミオシンの帯を描く。前は左右のZ線の間が広く、中央のミオシンとアクチンとの重なりは両側で小さい。後は左Z線とそこから伸びるアクチンが右へ、右Z線とそこから伸びるアクチンが左へ相対移動し、Z線の間が短くなる。中央のミオシンの帯は位置、長さ、太さが前後不変で、アクチン二本の長さと太さも前後不変である。重なり区間の点模様は前より後が長い。図内でZ線の位置を直接示し、部品の長さは同じ、重なる区間が広がると明示する。点模様は重なる区間の目印で、ミオシン頭部の個数や力の比率ではない。これは一つの筋節が短縮する場合の比較模式で、全ての筋節の同時同率短縮、全筋の短縮、力の比率は示さない。
同じ筋節が短くなる前後の模型で、前後は同じ縮尺です。各フィラメントの長さと太さは変えず、点模様で示す重なる区間が広がります。点の数は頭部の個数や力の比率ではありません。矢印は相対的な滑りです。全ての能動的収縮が筋全体の短縮を伴う意味ではありません。