濃度を読むときは、量と体積を組にする

濃度は、一体積当たりにどれだけの成分があるかを表す量です。一定のCa量が、一様な液のより大きい体積に広がれば、その一体積当たりの量は小さくなります。量を比較する記録と濃度を比較する記録では、液体積の条件も一緒に確かめます。また、骨から血液側へCaが移ると、その二つの区画の量は変わりますが、その内部移動だけなら身体全体にあるCaの量は変わりません。血液側の濃度、骨の量、全身の量は、同じ変化を同じ数値で表すものではありません。

Caの貯蔵と、細胞の外側・内側

骨と歯の基質、血漿、間質液、細胞膜で囲む細胞内液を分ける。骨と細胞外液のCa移動は体内の場所替えであり、血漿と間質液の移動や細胞内Caの局所信号とは追う場所が異なる。
骨/歯と体液、細胞内を分けます。血漿と間質液は細胞外液の区画で、細胞内の局所Ca信号とは場所・役割が異なります。骨と細胞外液のCa移動は体内の場所替えです。

総Ca・イオン化Caと、液体積

血漿のイオン化Ca、たんぱく質に結合したCa、小さな成分との複合体を分け、総Caはこれらを合わせたものとする。下段はCa量が同じで一様な液の体積だけが異なる比較。総Caの分配と量を体積で割る濃度は別に対応させる。
総Caは、イオン化分・たんぱく質結合分・小さな複合体の分を合わせたものです。総Caが同じでもイオン化分は結合条件に依存します。下段はCa量が同じで一様な液の体積だけが異なる比較です。