感知した変化へ戻る働き

状態の変化に対する応答が、その変化を打ち消す方向へ働く関係を負のフィードバック、負帰還といいます。イオン化Caが低下したときのPTH増加は、腎でCaを保つ働きや、骨・腸を通して細胞外液へCaを供給する働きにつながります。その結果としてイオン化Caが戻れば、副甲状腺がその変化を再び感知してPTHの放出を抑える側へ働きます。出力であるPTHが増えることも、Ca低下に対しては戻す働きの一部です。各臓器の経路を順に読むと、情報の戻りと、Caそのものの移動を分けてたどれます。実際に戻る速さや程度は、それぞれの経路が働く条件にも関わります。

イオン化Caを感知する、PTHの負帰還

イオン化Ca低下を副甲状腺が感知し、PTH放出が増える方向へ。腎の保持と骨・腸から細胞外液への供給は元の低下を戻す側へ働く。戻ったイオン化Caの情報が再び副甲状腺へ入り、放出を抑える。方向と実際に戻る速さ・程度は分ける。
正常な応答範囲で他の入力条件が同じなら、イオン化Ca低下はPTH放出を増す側へ働きます。保持と供給の作用がCaを戻す方向へつながり、戻りが再び分泌を抑える入力になります。放出と血中濃度、作用方向と実際の最終値は分けます。