同じ酸素分圧でも、運べる量は違う

単位血液量当たりの酸素量を、酸素含量と呼びます。溶けた酸素とHbに結合した酸素を合わせた量です。同じ体積の血液を、酸素分圧とHbの結合条件をそろえて比べても、Hb量が少ない側ではHbに結合して運ぶ酸素量が少なくなります。一方、末梢化学受容器が酸素の刺激として受け取るのは、代表的に動脈血の酸素分圧の低下です。Hb量による運搬量の差と、酸素分圧の変化による受容刺激は分けて追います。

末梢で受け取る、血液の化学情報

動脈の内腔と壁を区分し、頸動脈小体の血液側の化学刺激と舌咽神経を通る求心情報を別の表現で示す。代表的にPCO₂上昇や血液pH低下、十分なPO₂低下は換気を増やす方向へ働く。PO₂の受容刺激と、同PO₂でのHb量による運搬量を分ける。
頸動脈小体は動脈血のPO₂・PCO₂・pHを受け取り、求心情報を脳幹へ伝えます。正常な経路でPCO₂上昇や血液pH低下、十分なPO₂低下は換気を増やす側へ働きます。PO₂の受容刺激と、同PO₂でのHb量による運搬量の違いは別の情報です。