取り込み、組織への排出、血液への移動を追う

小腸では、管腔にある吸収可能な糖が上皮を越えて体の内側へ進みます。腎では、尿細管の管腔にある糖が再吸収され、血液側へ戻る経路につながります。糖を細胞内へ取り込んだこと、側底側から間質へ出したこと、その後に血管壁を越えたことを順に分けます。一か所の移動を確かめた記録は、その場所の働きを示します。上皮全体を通る量を調べるには、入口と出口の移動、細胞内に残る量を対応させます。物質によっては細胞の間を通る経路もあるため、糖の代表的な細胞内経路を、上皮を通る全物質の仕組みに広げずに使います。

糖の出口と、その先の血管壁

細胞内の糖濃度が間質より高い条件では、側底膜のGLUTによる促進拡散で糖が間質へ出る。これはNaの駆動とは別の糖自身の濃度差による。間質から血液へはさらに別の血管壁を越える。条件が逆なら正味の向きも変わる。
細胞内の糖濃度が間質側より高い条件では、側底膜のGLUTによる促進拡散で糖が間質へ出ます。この駆動はNa⁺の駆動と別の、糖自身の濃度差です。糖の条件が逆なら正味の向きも変わり得ます。間質から血液へ進む移動は、さらに別の血管壁での記録です。