媒介する作用と、直接の作用

GHが組織にIGF-1の産生を促し、そのIGF-1を介して作用が伝わる枝と、GH自身が受け手に働く枝を分けます。前者は、間に別の因子が入る作用です。後者はGHの直接作用です。GHにはタンパク質や脂質などの代謝に関わる直接の作用もあり、すべての働きをIGF-1だけにまとめることはできません。同じ組織で複数の信号が働くこともあります。

GHとIGF-1は別の分子。組織でIGF-1産生を促す枝とGHの直接作用を分ける

上に下垂体前葉とGHの合成分泌。左の枝はGHが肝臓やほかの組織でIGF-1の産生を促す段階、次にIGF-1が成長作用の一部を媒介する段階。右の枝はGHの直接作用として下の代謝などの作用へ続く。GHとIGF-1は別の分子で、直接と媒介する枝は同じものではない。
下垂体前葉から分泌されるGHが、肝臓やほかの組織で別の分子であるIGF-1の産生を促す枝と、GH自身の直接作用の枝を分けています。IGF-1は成長作用の重要な一部を媒介します。矢印は信号の連絡と作用を表し、GHがそのままIGF-1に変わる反応や、分子の個数・作用量の割合は示していません。