髄質の条件をつくることと、利用すること

係蹄の区間ごとに異なる水と塩の移動は、髄質の間質の浸透圧条件を作り、保つことに関わる。血流や他の成分の移動もその保持に関わるため、一つの塩の矢印だけで全体ができるわけではない。集合管は、この周囲の条件を利用して水を戻し得る。周囲に水を動かす条件があることと、集合管の壁が水を通しやすいことは別である。ADHを加えれば無条件に髄質の勾配や水そのものが新しく作られるとはいわない。

係蹄の区間で、動く対象が違う

白い管腔が左の下行脚を下り、折り返して右の太い上行脚を上る。両側の間に髄質の間質を別の背景領域として示す。左から間質へ向く破線は水の移動、右から間質へ向く破線は塩の移動と直接名を添える。下行脚は水が通りやすく、太い上行脚では塩を運ぶ一方で水は通りにくいと図内で区別する。実線矢印は管腔内の流れで、破線の移動とは別である。これは代表的な性質の模式で、全区間の輸送体、血管の全走行、比率や測定値を示さない。
代表的な下行脚と太い上行脚を、同じ管腔の続きとして描きます。水と塩は壁を越える別の移動です。区間差は髄質の条件を作り保つ一部で、血流や他の成分の役割は省略しています。矢印の数・長さ、領域の面積を移動量や正常比率に対応させません。