虹彩の二つの筋と瞳孔

虹彩には、瞳孔の周囲を輪状に囲む瞳孔括約筋と、放射状に走る瞳孔散大筋があります。副交感神経の経路が括約筋を収縮させると、瞳孔が小さくなる縮瞳に関わります。交感神経の経路が散大筋を収縮させると、瞳孔が大きくなる散瞳に関わります。どちらも虹彩内の筋の働きですが、線維の配置と瞳孔への作用方向は異なります。瞳孔の大きさは眼球内に入る光の量の調節に関わり、水晶体の形を変える焦点調節とは区別されます。

虹彩の輪状筋と放射状筋

虹彩の前面。上では瞳孔を囲む輪状の括約筋が収縮し、小さい開口になる。下では放射状の散大筋の収縮が大きい開口に関わる。両段に輪状と放射状の線維があり、作用する筋に隣接した矢印はそれぞれの収縮作用を示す。
瞳孔括約筋は瞳孔を輪状に囲み、副交感神経の経路による収縮が縮瞳に関わります。瞳孔散大筋は放射状に走り、交感神経の経路による収縮が散瞳に関わります。どちらも虹彩内の筋ですが、線維の配置と作用が異なります。