遊離と血液への放出をつなぐ

細胞内で遊離したT3・T4は、血液への放出につながります。貯蔵されていたタンパク質、取り込んだ細胞内の状態、切り離されたホルモン、血液へ出る段階を順に分けます。サイログロブリン全体がそのまま血液へ出る説明ではありません。放出後の血液中では運搬タンパク質に結合する分もあるので、全てが遊離のまま運ばれるとは限りません。

甲状腺の貯蔵と放出

上の細胞外濾胞腔にはコロイドとT3・T4部分を含むサイログロブリン。取り込みの矢印が濾胞細胞の内側へ入り、取り込んだサイログロブリン、タンパク質を分解、遊離したT3・T4の順に下がる。放出の矢印が細胞の境界を越えて、下の血液へ向かう。濾胞腔、細胞内、血液は別の区画。
濾胞壁の一部を示す模式図です。上の濾胞腔は細胞の外で、血液とは別の場所です。コロイドのサイログロブリンにはT3・T4の構造をもつ部分が含まれています。濾胞細胞への取込み、タンパク質分解による遊離、血液への放出を順に分けます。サイログロブリン全体がそのまま血液へ出ることや、血中の全ホルモンが遊離のまま運ばれることを示す図ではありません。区画の実寸、放出量、時間は表していません。