胎盤で向かい合う二つの血液回路

胎盤では、母体の血液は絨毛の外側の絨毛間腔に入り、胎児の血液は絨毛の内側の毛細血管内を流れます。母体血が胎児の毛細血管の管内へそのまま流れ込む一つの回路ではありません。両回路の間で、酸素や栄養成分は主に母体側から胎児側へ、二酸化炭素や老廃物は主に胎児側から母体側へ移動します。交換は、間にある組織を介して、物質に応じた仕組みで起こります。全物質が同じ速さで無制限に通る意味ではありません。物質が渡る矢印と、各回路の中を血液が流れる矢印は別にします。

胎盤の二つの血液回路と物質交換

絨毛の外側に母体血の空間があり、母体の入口と出口へつながる。絨毛の内側には胎児から入り胎児へ戻る連続した毛細血管がある。血液の実線矢印はそれぞれの回路内にあり、点線の物質交換矢印だけが間の組織を横切る。凡例は本体の実線矢印と点線矢印を同じ寸法で繰り返す。
母体血は絨毛の外の絨毛間腔に入り、胎児血は絨毛の内の毛細血管を流れる。二つの血液回路の間には組織があり、母体血が胎児の毛細血管へそのまま流れ込むことはない。酸素や栄養成分は主に胎児側へ、二酸化炭素や老廃物は主に母体側へ渡る。血液の流れと物質の交換は別の関係で、全物質が同じ速さで無制限に通るわけではない。