着床と胎盤の両側の寄与

胚盤胞は透明帯から出た後、子宮内膜への付着と侵入を進めます。これが着床です。栄養膜は着床と胎盤の胎児側の形成に関わりますが、胎盤の全てが栄養膜だけからできるわけではありません。胎児側の絨毛には、栄養膜に加えて胚外の中胚葉や胎児の血管なども関わります。母体側には子宮内膜由来の組織が関わります。胚本体、胎児側の支持構造、母体側の組織を別に追います。

孵化と子宮内膜への着床

上段は開いた透明帯の外へ胚盤胞が出る。下段は子宮腔側から胚盤胞が子宮内膜に付着し、一部が内膜に入り込んでいる。外側の栄養膜と内側の腔・細胞塊は分かれ、内膜の下に筋層がある。
胚盤胞は透明帯から出る孵化を経て、子宮内膜へ付着し侵入する着床へ進む。透明帯から出ることと、子宮の組織との関係が生じることは別の過程である。着床後には胚側の栄養膜などと母体側の子宮内膜が胎盤の形成へ関わる。着床は付着から侵入へ段階的に進む。