胚盤胞の空洞と内外の細胞群

胚盤胞には空洞があり、片側に集まる内細胞塊と、それを外側から囲む栄養膜を区別できます。内細胞塊は主に胚本体の形成へつながります。外側の栄養膜は着床に関わり、胎盤の胎児側などの胚外構造へ寄与します。胚外とは、胚本体の外でその発生を支える構造の側です。細胞数が多いだけという条件を、空洞と二つの細胞群がある構造へ置き換えないことが大切です。桑実胚と胚盤胞は、名前に加えてこの内部構造で区別します。

桑実胚と胚盤胞の配置

上は閉じた外輪郭の中に細胞が密に詰まる桑実胚。下の胚盤胞には外周を囲む栄養膜の細胞、その内側に広い胚盤胞腔、片側へ集まる内細胞塊がある。各構造に直接の指示線がある。
桑実胚は細胞が密に集まり、目立つ内腔はまだない。胚盤胞では胚盤胞腔ができ、外側の栄養膜と片側に集まる内細胞塊が分かれる。内細胞塊は主に胚本体へつながり、栄養膜は胎盤などを支える側に関わる。細胞数だけでなく、腔と内外の配置で構造を読む。