二つの供給は、同じ交換場所で出会う

二つの交換区画が互いに独立し、区画間に空気も血液も移らない模型を考える。初めにたまった酸素を使わず、供給によって分圧差を保ちながら持続的に交換するなら、同じ区画に新しい空気と流れる血液が必要である。換気が一方の区画、血流がもう一方の区画にだけあると、全体の換気量と血流量が同じでも供給は同じ場所で出会わない。全体の合計を、すべての局所の一致へ置き換えない。この独立区画の条件を、患者の病態や全肺の分布へそのまま広げない。

二つの供給は、同じ場所へ

同じ大きさ・同じ左右位置の独立した交換区画①と②を上下で比較する。各区画の上に肺胞空気の丸い空間、下に毛細血管の管を描く。上段では区画①に上から新しい空気の矢印と、下の管内を進む血流矢印があり、境界を越える小さい破線矢印は、この模型の肺胞空気から血液への酸素移動を同じ区画の中に示す。区画②は新気0/血流0と記すが空間と管は消さない。下段では①に新気あり/血流0、②に新気0/血流ありと記し、各供給の矢印をその区画だけに置く。図の0は新しい供給がない意味で、内部の酸素量や分子運動を0にした記録ではない。区画間の空気/血液移動がなく、初めの酸素在庫を使わず供給で分圧差を保つ持続交換の模型なので、全体の合計の一致を同じ場所の二供給へ置き換えられない。幅や矢印は供給量比/患者の肺の分布を表さない。
互いに空気・血液が移らない独立二区画の模型です。上は①へ新気と血流がそろい、下は新気が①・血流が②へ分かれます。全体の供給合計は同じでも局所の組合せは違います。破線は酸素の移動です。供給で分圧差を保つ持続交換を考え、初めの酸素在庫は利用しません。「0」は供給0で、在庫量0ではありません。全肺の病態や流量比は示しません。