筋の間、筋の前面を分ける

腕神経叢は上肢へ向かう神経のまとまりで、頸部では根が集まって幹を作ります。代表的には、その根・幹と鎖骨下動脈が前斜角筋と中斜角筋の間を通ります。鎖骨下静脈は前斜角筋の前側を通り、動脈と同じ筋間の通路へ置きません。横隔膜へ向かう横隔神経は主にC3〜C5に由来し、前斜角筋の前面を下ります。筋を包む深い頸筋膜の一部である椎前筋膜の深い側を走ります。腕神経叢の通る筋間と、横隔神経の走る筋の前面は別の位置です。

前斜角筋の筋間・前面と神経血管

上段は第1肋骨付近の前後関係の模式で、前・中斜角筋間に腕神経叢の根・幹と鎖骨下動脈、前斜角筋の前側に静脈、前面に横隔神経を置く。下段は横隔神経が前斜角筋前面を下る経路。深さ・距離や手技の安全域、全解剖変異を表す図ではない。
上段は第1肋骨付近の前後関係の模式で、前・中斜角筋間に腕神経叢の根・幹と鎖骨下動脈、前斜角筋の前側に静脈、前面に横隔神経を置く。下段は横隔神経が前斜角筋前面を下る経路。深さ・距離や手技の安全域、全解剖変異を表す図ではない。