区域の広がりと図の向き

区域は概ね肺門側へ先端、肺表面側へ底を向ける立体的な実質の広がりです。方向別に広げた配置図は、気管支の枝の届く区域や前後・内外の関係を読むためのものです。区域の境界は葉間裂で切り離された袋ではなく、全ての人で同じ平面に揃う線でもありません。所属する葉、対応する枝、図の前後・内外を順に確かめます。

右下葉のB6・A6とB8・A8の対応

右下葉の二つの区域への対応を独立した二段に広げた模式。上段は別々の内腔の気管支B6と肺動脈A6がS6の下葉上部後方の実質へ対応する。下段はB8とA8がS8の肺底前方へ対応する。白い内腔を持つ太い管は気管支として、細い別の線は肺動脈として直接名付け、二つの管を途中で合流させない。番号が同じでも管と実質は別の対象。箱は実質のまとまりで完全な袋や隔壁ではなく、動脈と気管支の全起始・共通幹・全分岐の形や静脈の回収路は描かない。
Bは空気の管、Aは血液の管、Sはその先の実質の区域です。同じ番号は対応を示し、二つの管が一つの内腔になる意味ではありません。