長軸の回旋と分回しを分ける

肩や股関節で、上腕や大腿が自分の長軸の回りに回る動きが回旋です。前面が内側へ向く代表的な回旋を内旋、外側へ向くものを外旋と呼びます。一方、屈曲、外転、伸展、内転などが連なって四肢の先が円を描くように動くのが分回しです。分回しでは四肢の長軸の向きも変わり、純粋に長軸の回りに回る運動とは同じではありません。内旋・外旋の向きと、先端が円を描くことを分けて読みます。

回旋と分回し

左上腕断面が長軸の回りに回る回旋と、肩から伸びる四肢の方向が変わり先端に円状の軌跡を作る分回しを上下で区別する。
上段は左上腕を肩側から肘へ向かって見る断面の回旋模型。前は上、内側は紙面右。前面が内側へ向く内旋と外側へ向く外旋は上腕長軸の回りの運動。三角形は骨幹断面の方向を簡略化した形で、点線は回転後の位置。下段の分回しは肩側の位置を保ち、四肢の長軸自体の向きが変わって先端が円を描く別の関係。三つの腕は位置の例で同時に三本ある意味ではない。