海馬と扁桃体の場所と役割

海馬は大脳半球の内側側頭部にあり、新しい出来事などの記憶の形成に関わります。扁桃体は同じ内側側頭部の、海馬の前方付近にあり、情動や刺激の重要性・意味付けなどに関わります。これらは左右それぞれの半球の深部にあるので、正中を一枚で切った断面だけではその位置を直接見ることはできません。記憶や情動は、皮質など多くの領域の連絡によって成り立ちます。海馬だけに全記憶が保存されるわけでも、扁桃体だけで全ての感情が成立するわけでもありません。

内側側頭部の海馬と扁桃体

左半球の側頭部の深部を外側方向から見る。紙面左が前方。側頭部の表面の皮質の奥に海馬の長く曲がる組織があり、その前方付近に扁桃体がある。指示線は各組織の内部へ届く。正中面の構造ではなく、一側の半球の内側側頭部に位置する組織として示す。
海馬と扁桃体は左右それぞれの半球の内側側頭部にあります。扁桃体は海馬の前方付近にあり、海馬は記憶の形成、扁桃体は情動や刺激の意味付けなどに関わります。