毛の色素と表皮の色素

毛母細胞の間にあるメラノサイトが作ったメラニンは、毛母細胞へ渡され、形成される毛の色に関わります。毛乳頭の血管が供給する栄養と、メラノサイトが渡す色素は別のものです。表皮では主に周囲のケラチノサイトへ、毛球では毛母細胞へ、という場と受け手を対応させます。どちらも色素を作るのはメラノサイトで、受け手から産生細胞へ渡す逆向きではありません。

毛包の位置と毛球での形成

上段は表面へ開く毛包と毛幹、下端の毛球。下段の拡大では毛乳頭に血管があり、周囲を核のある毛母細胞が囲む。血管は毛乳頭の中にとどまり、栄養が周囲へ届く。毛母細胞から上へ進む細胞が角化する。毛球のメラノサイトから毛母細胞へメラニンが渡る。
毛包は皮膚の中の毛根を包み、毛球はその下端のふくらんだ部分です。毛乳頭の血管から周囲の毛母細胞へ栄養が届き、毛母細胞の分裂で生じた細胞が押し上げられて角化します。毛球のメラノサイトによる色素の受渡しは、栄養供給とは別です。