血液のどの成分を試料にしたか

血球と液体成分を含む血液を全血と呼びます。凝固を防いだ血液から血球を分離すると、液体成分の血漿が得られます。血液を凝固させ、できた血餅を除いた後の液体が血清です。血餅は、凝固によってできる固まりです。凝固ではフィブリノゲンからフィブリンができるなど成分の状態が変わるため、血漿と血清は同じ液の別名ではありません。血清にもアルブミンなどのタンパク質は残ります。全血、血漿、血清という試料の区別は、血球を含むか、凝固を経たかという過程と、何を測れるかに結び付きます。

全血から血漿・血清へ

同じ全血の容器から二方向へ分かれる。左は凝固を防いだ液体と血球を分離して血漿へ、右は網と細胞の血餅を作り、血餅を除いて血清へ。左右の最終液体区画の両方にタンパク質を描き、血漿にはフィブリノゲンの模式形を含む。
同じ全血でも、凝固を防いで血球を分離すると血漿、凝固させて血餅を除くと血清が得られます。凝固によってフィブリノゲンなどの成分の状態が変わるため、両者は同じ組成ではありません。血清にもアルブミンなどのタンパク質は残ります。示す成分は一部で、高さや個数は成分量の比率ではありません。