個数、質量、体積割合は別の量

赤血球の個数密度は、血液の一定体積あたりにいくつ赤血球があるかを表します。Hb濃度は、一定体積あたりのヘモグロビンの質量です。ヘマトクリットは、血液全体の体積に対して赤血球が占める体積の割合です。個数、質量、体積では分子が違い、割合と濃度から身体全体の総量がそのまま決まるわけではありません。尿でも、物質の濃度、尿の体積、ある期間に出た物質の量は異なります。同じ期間の均一な尿で、濃度が質量を体積で割った値なら、濃度と尿体積の積がその期間の物質量になります。薄い尿でも体積が多ければ、出た物質量が少ないとは限りません。

個数・質量・体積割合の分母

縦に三つの分数枠があり、同じ分母である全血体積に対し、分子は赤血球体積、赤血球個数、Hb質量と直接記す。
ヘマトクリットは赤血球体積/全血体積で、百分率では100を掛ける。赤血球数は単位全血体積当たりの個数、Hb濃度は単位全血体積当たりのHb質量。分母は血液体積でも、分子の対象と量の種類が違う。白血球・血小板の体積はHctの分子へ含めない。