増えずに存続する芽胞

一部の細菌は、内生胞子とも呼ばれる芽胞を作ります。芽胞は、活動を大きく低下させた休眠状態で、環境の変化に耐えて存続することに役立ちます。一細胞から一つの芽胞が作られる過程は、細胞数を増やす二分裂ではありません。条件が整うと発芽し、活動する一細胞へ戻り、その後に二分裂で数を増やせます。芽胞を作ること、発芽すること、分裂することは別の段階です。真菌の胞子には増殖や分散に関わるものがあり、細菌の内生胞子と同じ役割にまとめません。

芽胞の存続と、その後の増殖

上の活動する一細胞から一つの芽胞が形成され、休眠状態で存続する。発芽の後は再び一つの活動する細胞になる。最後の二分裂で二つの独立した娘細胞へ分かれるため、形成と発芽の段階では細胞数は増えない。
一部の細菌では、一細胞から一つの芽胞が形成されます。休眠して存続する芽胞は、発芽すると活動する一細胞へ戻ります。その後に二分裂が起こると細胞数が増えます。芽胞形成、発芽、分裂は別の段階です。