血流の増加と、壁を越える移動

炎症では、局所の小さな血管が拡張し、血液の流入が増える経路があります。血液の流れによる熱の移動などが、赤みや温かさへ関わります。これとは別に、内皮などの境界の透過性が変わり、水や血漿タンパク質が血管外へ移動しやすくなる経路があります。内皮は血管の内腔を覆う細胞の層です。血管の中を流れる量が増えることと、血管壁を越えて成分が出ることを区別します。血漿成分が血管外へ出た記録を、そのまま赤血球を含む血液が外へ出る出血と同一にはしません。

血管内の流量と血管外への移動

上段は拡張した血管の内腔に沿う血流。下段は内皮の境界の間を通り、水や血漿タンパク質が血管外へ進む別の経路。赤血球は血管内にあり、外へ出る水やタンパク質とは異なる。
炎症では局所の血管が拡張し、血液の流入が増える経路があります。それとは別に、内皮などの透過性が変わり、水や血漿タンパク質が血管の外へ移動しやすくなります。血管内を流れる量の増加と、血管壁を越える移動を区別します。