有効反応と有害反応の隔たり

同じ集団・観測条件で得たTD50をED50で割った比を、治療指数と呼びます。仮想的にED50が2投与量単位、TD50が10投与量単位なら、比は5です。比が大きいほど、ED50に対するTD50の相対的な隔たりが大きいことを示します。どの有効反応と有害反応を測るかで指標は変わります。集団の比だけから、個人に安全な投与量を決めたり、その量で有害反応が起きないと保証したりはできません。

同じ集団のED50・TD50と治療指数

投与量を横軸、指定した反応を示した対象の割合を縦軸とする同集団の仮想二曲線。有効反応の実線は50%で投与量2、有害反応の破線は50%で投与量10に対応する。TD50の10をED50の2で割り比5を得る。
同じ集団と測定条件で、指定した有効反応が50%に現れる投与量がED50、指定した有害反応が50%に現れる投与量がTD50です。治療指数はTD50をED50で割ります。仮想例のED50が2単位、TD50が10単位なら比は5です。この集団指標だけで一人の安全な量や副作用が起きない量は決まりません。