反応の大きさと、反応した人の割合

有無反応の模型では、集団の各個体が指定した反応を示したか、示さなかったかを数えます。横軸は投与量、縦軸は指定した反応を示した個体の割合です。ED50は、その集団の50%が指定した有効反応を示す投与量です。TD50は、50%が指定した有害反応を示す投与量です。一つの標本の反応が最大の半分になる濃度EC50とは、測る反応も、分母も、横軸の量も異なります。集団の50%という割合を、一人の反応の大きさが50%という意味へ置き換えることはできません。

標本の反応と集団の割合

上段は濃度に応じた一つの標本の反応曲線。下段は同じ判定条件の仮想4対象を番号で分け、2対象で反応あり、2対象で反応なし。反応した2を全対象4で割り、集団の割合50%を得る。
上段の曲線の濃度と反応は仮想尺度です。段階反応は、一つの標本の反応の大きさを濃度に対して測ります。有無の反応は、指定した反応を各対象で「あり・なし」と判定し、反応した人数を全対象で割った割合を投与量に対して表します。下段は仮想の4対象の例で、2対象が反応すれば50%です。集団の50%が反応することは、一人の反応が半分の強さになることとは異なります。