腎のEPOと骨髄の赤血球形成

エリスロポエチン、略してEPOは、主に腎から血液へ出るホルモンです。骨髄で赤血球の形成を促します。EPOを出す主な場所が腎であることと、赤血球を作る場所が骨髄であることを分けます。正常な調節では、腎への酸素供給が足りない情報などがEPO産生の増加につながります。骨髄の赤血球形成が進み、酸素供給を支える方向へ働く、負のフィードバックの入口です。負のフィードバックは、初めの変化を抑える方向へ応答がつながる関係です。細胞が形成されるまで時間が必要なので、EPOという情報が増えただけで赤血球の量が瞬時に増えたとはいえません。

腎からの情報で骨髄が応答

腎の形から血液区画を経由して骨髄へEPOの破線矢印が続く。骨髄枠の中に有核の形成途中細胞と成熟赤血球があり、細胞系列の進行は別の実線矢印。
腎への酸素供給が足りない情報などがEPO産生増加につながり、主に腎から血中へ出たEPOが骨髄の赤血球形成を促す。腎で赤血球が作られる図ではない。EPOの情報・作用を破線と開いた矢印、細胞系列の進行を細い実線矢印で区別した。形成には時間を要し、情報増加だけで赤血球量が瞬時に増えたとはしない。