一つの上皮細胞に異なる面がある

管腔に向く面を頂端側、上皮を下から支える基底膜に向く面を基底側、隣の細胞に接する面を側面といいます。基底側と側面を合わせた領域を側底側と呼びます。このように面によって構造や働きが違う性質が極性です。基底膜は細胞の外の薄い支持層で、細胞を囲む細胞膜とは異なります。隣り合う上皮細胞の密着結合は、細胞の間を物質が通る経路を制限し、膜の面の区別にも関わります。通りやすさは部位と物質によるので、細胞の間を通る経路も、細胞内を通る経路と分けて考えます。

上皮の両面と、血管までの境界

管腔から頂端膜を越え細胞内、側底膜、間質へ進む細胞内経路と、隣接細胞間の経路を分ける。基底膜は細胞外の支持層。間質から血液へ進む際には別の毛細血管壁を越える。
管腔から頂端膜を越え、細胞内、側底膜、間質へ進む経路を追います。細胞の間を通る経路は別で、通りやすさは物質と部位に依存します。基底膜は細胞の外の支持層で、血液へはさらに毛細血管壁を越えます。