毛様体筋と水晶体の近遠調節

近くの対象へ焦点を合わせるときは、毛様体にある毛様体筋が収縮します。すると水晶体を周囲から支えるチン小帯の張力が下がり、水晶体は自らの弾性によって丸く厚くなります。水晶体の屈折する力が増すことで、近くへの調節に関わります。遠くを見る側では毛様体筋が緩み、小帯の張力が増して、水晶体はより扁平になります。毛様体筋の収縮が小帯を強く引いて水晶体を厚くする、という関係ではありません。筋の収縮、支持線維の張力、水晶体の形の変化を順に結びます。

毛様体筋・小帯・水晶体の近遠調節

上下は同じ向きの水晶体周囲の断面。左が前、右が後。上の近くへの調節では上下の毛様体筋が水晶体側へ寄り、支持する小帯の張力が下がる。水晶体の前後の厚みが増す。下の遠くを見る側では小帯が張り、水晶体の前後の厚みが減る。
近くへの調節では、毛様体筋の収縮に伴ってチン小帯の張力が下がり、水晶体が自らの弾性で丸く厚くなります。遠くを見る側では筋が緩み、小帯の張力が増して水晶体は扁平になります。