子宮の空間と壁、卵胞の中の卵

子宮腔は子宮の内部の空間です。その内面を覆う子宮内膜と、壁の厚い筋層である子宮筋層は別の構造です。卵管は子宮壁内を通る短い部分を経て、子宮腔へ開きます。子宮腔は内部の空間で、筋層そのものではありません。卵巣の卵胞は、卵と、それを囲んで支える細胞などからなる構造です。卵胞全体と一個の卵は同じものではありません。卵胞の発育、卵の減数分裂の進行、卵巣から卵が出る排卵は、関連していても異なる出来事です。排卵後、卵胞の残った部分は黄体へ変化します。

卵巣、卵管、子宮、腟の接続

本人の右を紙面左に置いた女性器の正面模型。左右の卵巣は卵管の開いた端の近くに離れて位置する。左右の卵管の白い内腔が赤系の子宮壁を短く通り、中央の子宮腔へ開く。子宮腔は下方で子宮頸部を通り腟へ続く。
左右の卵管は子宮壁内の短い部分を通って子宮腔へ開く。一方、卵巣側の卵管端は腹膜腔へ開いており、卵巣とは閉じた管で直結しない。子宮体から子宮頸部、腟へと続く。正面の模型なので、本人の右は紙面の左にある。

女性の尿道と腟の位置

前が左、後ろが右の女性側面模式断面。膀胱から短い尿道が下方へ開く。その後側では子宮体の子宮腔が子宮頸部を通って腟へ続き、尿道と腟は別の管として外へ開く。
膀胱と尿道は子宮・腟より前側にあり、尿道は膀胱から尿を外へ運ぶ。腟は子宮頸部へ続く生殖器の経路で、尿道とは別の出口を持つ。

子宮腔、内膜、筋層の区別

中央の明るい子宮腔の周囲に内膜、その外側に赤系の厚い筋層がある。右上から来る卵管の内腔が筋層と内膜の短い部分を通り、子宮腔へ直接開く。子宮腔、内膜、筋層、卵管に直接ラベルがある。
子宮腔は空間で、その内側の面を子宮内膜が覆い、外側に厚い筋層がある。卵管の子宮壁内の短い部分は壁を通り、子宮腔へ開く。内膜と筋層は別の組織で、周期に伴う内膜の変化を子宮壁全体の変化と混同しない。