刺激が電気的な変化になる

刺激のエネルギーを受容器で電気的な変化へ変える過程を感覚変換という。その電位の変化は受容器電位と呼ばれ、刺激の条件によって段階的に変わる。感覚ニューロン自身の終末が刺激を受ける場合には、活動電位を始める条件を満たすと、そのニューロンに活動電位が生じ、求心性の情報が伝わる。別の受容器細胞が刺激を受ける場合には、受容器細胞から求心ニューロンへ情報が渡る。受容器細胞と求心ニューロンが、いつも同じ一個の細胞というわけではない。

受容器と軸索の関係

上段に同じ一個の感覚ニューロンを描く。左のふくらんだ終末は右の細い軸索と境界内で連続し、上から刺激の矢印が終末に向かう。終末内の記録点①と軸索内の記録点②を別の位置に置く。破線の矢印は右への求心情報を示す。下段は左の別の受容器細胞と右の求心ニューロンを二つの閉じた境界で分ける。刺激は左の細胞へ向かい、その細胞から右のニューロンへ情報が渡る破線矢印を置く。記録点①は受容器細胞内、②は求心ニューロンの軸索内にある。受容器の変化だけで必ず軸索の活動電位が生じる保証はなく、活動電位を始める条件が必要。二つの例の細胞数、境界と記録点を比較する模式であり、別細胞への全ての伝達方式や感覚器の形を描く図ではない。
上は感覚ニューロン自身の終末が受ける例、下は別の受容器細胞から求心ニューロンへ情報が渡る例です。①は局所電位、②は軸索の活動の記録点。活動電位は開始条件を満たす場合に生じます。破線の矢印は情報の向きで、物質の移動ではありません。細部・実寸は省略しています。