何本の線維が活動したか

刺激の強さの情報には、一本の軸索の頻度だけでなく、活動した求心性線維の数や組合せも関わる。刺激が強くなると、応答する線維が増える場合がある。一本の軸索の一回の峰、一本の頻度、活動した線維の数は三つの別の記録である。これらの関係は、受容器の種類や状態などの条件に左右される。刺激を2倍にすれば全ての量も必ず2倍、という法則ではない。

一つの回数と活動本数

左右に条件あ・条件いの同じ1秒間の時間窓を描く。上下の固定行①②③は両条件で同じ三本の線維を表す。条件あでは①に三本の発火短線、②に二本、③には発火短線がない。条件いでは①に六本、②に二本、③にも二本ある。行の高さと窓の長さは両条件で同じ。一つの行①の回数が三回から六回へ変わる比較と、短線のある行数が二本から三本へ変わる比較を別の集計として下に示す。発火短線は記録上の出来事の記号で、活動電位の峰の縦尺度や物質・イオンの移動ではない。この指定記録例の①の頻度は三Hzと六Hzになるが、他の線維の回数が同じ倍率で増えるという図ではなく、刺激の強さと全ての量の普遍比例も示さない。
固定した同じ線維①~③を、二条件とも同じ1秒間記録した例です。①は3回から6回、活動した行は2本から3本。短い縦線は一回の発火を記した記号で、峰の高さ・イオン・伝導粒ではありません。非活動の行も残し、回数と本数を別に読みます。刺激との普遍的な比例は示しません。