刺激が続いても応答は変わる

同じ刺激が続く間に受容器などの応答が弱くなることを順応という。速い順応では、刺激の始まりや変化に応答が目立ち、持続中の応答は早く弱まる。遅い順応では、持続中にも応答が比較的続く。刺激がなくなった場合と区別するため、刺激の時間記録と神経の応答を並べて読む。応答が弱くなっても、刺激が消えたこと、本人の感覚が完全に消えたこと、刺激が安全になったことまでは分からない。

持続刺激と発火回数

上の二つの帯は同じゼロから十秒の時間軸で刺激を記録する。持続条件の圧はゼロから記録終了まで続き、別の除去条件は五秒で帯が終わる。除去条件の応答は未記録。下は持続条件だけの三つの窓、ゼロから〇・一秒、〇・一から〇・二秒、九・九から十・〇秒を拡大して等間隔に並べた表である。三つの窓は全て同じ〇・一秒間で、窓の間の配置距離は実際の時間間隔ではない。速い順応の指定例の発火回数は二十、二、二、遅い順応の指定例は二十、十九、十六。棒の高さは両行・全三窓で同じ回数尺度を使い、一回の活動電位の峰ではない。速い例では開始直後の窓で既に回数が減り、遅い例はそこで多くの回数を保ち、最後にも比較的続いている。早期の記録を残すことで応答低下の速さが追える。二つの刺激条件、持続条件の神経記録、本人の感覚や安全は別の観測である。
同じ圧が0~10秒続く指定記録。各0.1秒の窓で、速い例は20→2→2回、遅い例は20→19→16回です。三列は拡大した別の窓で、列間距離は時間の長さではありません。棒は発火回数。除去の帯は5秒で止めた別条件、応答は未記録です。順応は感覚消失や安全の保証ではありません。